ミスティック・セント ストーリー

Story ─香りを創るようになったのは─

この Mistec Sent を創り始めたのは2017年からでした。私が香りを作り始めたのは、それより少し前、2015年だったかと思います。

友人に「ゆう子さんが好きそうなお店がある」と教えてもらい、神楽坂のある店に立ち寄りました。そのお店は不思議なところで、パッと見は何屋さんなのかよく分かりませんでした。スリッパやら絨毯やらが置いてあったりして…。でも店の奥に入っていくと、ビーカーや何やら不思議な薬瓶のようなものが並んでいたのです。

ミスティックセント:香りを使ったコンサルティング

友人に聞いたように「香りを作って欲しいのですが…」と恐る恐る聞いてみました。小柄な丸顔のおばさまが(それが後の先生)「白と黄色、どっちの花が好き?」とおっしゃり、白色と言うと幾つかの瓶を並べて「好きな順に並べてみて」と仰る。それを調香して個別の香りを作って頂いたのが始まりでした。

それを2週間くらい使っていた後、急に「もうこれじゃない!」と強く思って、もう一度そのお店を訪ねたのでした。その時作って頂いた香りがとても気に入っていて。なんだか香りを纏うと力が湧いてくるように思えたのです。

そこから定期的に先生の不思議なお店へと通い始めました。 そのうちにあれ? もしかするとこういう方法でやったら、必要な香りが作れるのかも? と 思いついた私はそのレシピを持って先生の店へ伺ったのです。

ミスティックセント:香りを使ったコンサルティング

その時は確信ではないのですが、こうしたらできるはず、というものがありましたね。

「面白いわね、これ!」と先生。

実は先生のところには全国から香りに関わりのある有名な先生方から、一般人まで様々な方がいらっしゃっていたのです。そんな凄い方だとは露知らず…、香り関係の色んな企業などで、役員や本の監修などをされる先生方や、大学病院の先生など、様々な方がいらっしゃっている所だったのです。

ですから、私が作っていったレシピはおよそ、香りを作る方々のセオリーには全く則っていなかったわけです。まあ、当たり前なんですが…、なんの基礎勉強もしてませんから。せいぜい、ボディの仕事をしていた時にアロマを使ってましたから、何にはこれが効くとかそういう知識くらいです。そのセオリー通りでないものをとても面白がってくださったのです。

そして私のレシピを基に先生に調香頂きました。出来上がった香り、敏感な友人たちにこういう意図で作ったから、と試してもらったのです。

そうしましたら結果は予想よりも評判が良くて。毎月、先生のところへ出かけて行っては話をお聞きしたり、こんな意図の香りを作りたいとお願いして作らせて頂きました。そうしたことを1年くらい続けて行きました。

持っていく度に、「面白いわねー」と言って「(調香の)学校出ている人にこれは作れないでしょうねー」と評価してくださいました。途中、そうは言ってもやはり学校に行ったほうがいいのかと思ったことがあって、先生に相談しましたところ、「必要ないわ。これだけ作れたらいく必要ないし、型にはまって面白くなくなる」と言ってくださいました。

ミスティックセント:香りを使ったコンサルティング

通い初めてもうすぐ2年という頃、 「林さん、もう大丈夫だから、自分で香りを作って行きなさい」 「ここには色んな人が来るけど、あなたほど個人を見て、その人に合った香りを作れる人、他にいないわよ。自信を持ってやっていって!」 そう言ってくださったのです。

Mistec Sent 始まる

そうして始まったのが Mistec Sent でした。毎年、特別な日や特別な場所のエネルギーを入れて、新しい香りをお作りしているのですが、その中でも高評価頂き、先生からも大絶賛されている香りを、定番としています。